【伝説の名勝負。ヒーローの足跡】川越カントリークラブ。酷暑のサバイバルゲームに生き残ったのは尾崎直道。1985年日経カップ中村寅吉メモリアル
「昭和、平成の名勝負」を振りかえるこのコーナー。今回は1985年の日経カップ中村寅吉メモリアル(於:川越カントリークラブ/6111メール、パー71)をお送りします…。夏、真っ盛り。一歩外に出れば汗が滝のように流れるこの暑さを吹き飛ばしたのは尾崎直道だった。食い下がる岩下吉久、須貝昇をバーディラッシュで一蹴し、終わってみれば4打差。前年、賞金王に手がとどきながらも逆転され2位、その悪夢をふっきり、そして今、新たなスタート台に尾崎直道は立った。