【江戸三大蕎麦】14代目当主が語る! 糀町七丁目「砂場」藤吉の系譜
江戸三大蕎麦と言えば「砂場」「更科」「藪」。更科と藪は東京都内だけでも100軒以上。砂場も30軒近く見つけることができる。更科は信州の更級(さらしな)、藪は「藪の中に店があった」というのが屋号のルーツ。砂場は大坂城築城の資材置き場の「砂場」で麺類の商いを始めたのがきっかけと言われている。そんな砂場は長い歴史の中で詳細がわからない部分もあるが、「幕府と共に江戸へ下り、麹町に店を構えて江戸の砂場の歴史が始まった」と14代目当主、南千住砂場の長岡孝嗣さんは言う。