上田治 - ゴルフへ行こうWEB by ゴルフダイジェスト (2ページ目)

上田治研究

【コース設計家・上田治①】日本ゴルフ史に輝く「剛」の設計家。受け継がれたアリソンのDNA

「東の井上誠一、西の上田治」と称される、日本のゴルフコース設計の二大巨頭は、ともに1930年12月に東京GC朝霞コース設計のために来日したC・H・アリソンの影響と、欧米の名コース視察から得た経験を生かし、多くの名コースを誕生させた。その数は現存するだけでも井上が38コース、上田が55コースを数え、作風の違いから「柔の井上、剛の上田」とも評されている。今回は、上田治にフォーカスし、その功績に迫った。

影山鉄 @ ゴルフへ行こうWEB

会員権ゴルフコース設計家東京ゴルフ倶楽部霞ヶ関カンツリー倶楽部廣野ゴルフ倶楽部門司ゴルフ倶楽部大阪ゴルフ倶楽部くまもと中央カントリークラブ上田治研究

【コース設計家・上田治②】バンカーとは「挑むもの」。勇気の攻めには相応の報酬を与える

C・H・アリソンの影響を受け、戦後、アリソンが設計した廣野ゴルフ倶楽部を原設計図に忠実に復元した上田治。そのため、上田が手掛けたコースのバンカーは、いずれもアゴが高く、グリーン周りにプレッシャーをかけている。しかし、その配置には上田が考える「バンカリング理論」がしっかりあった。

戸村大助 @ ゴルフへ行こうWEB

会員権バンカリングバンカー戦略的配置茨木国際ゴルフ倶楽部古賀ゴルフ・クラブ塩嶺カントリークラブよみうりカントリークラブ上田治研究

上田治のコース特集

【岐阜カンツリー倶楽部】〝純血岐阜〟を目指して昭和33年、正会員20万円で募集。予定人数の3倍以上が殺到した。上田治設計

昭和34年岐阜県にはまだゴルフ場はない。岐阜は名古屋の衛星圏、ゴルフも「名古屋GC和合コース」、「愛知CC東山コース」、「森林公園ゴルフ場」を利用、不自由はしていなかったが…。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

歴史 2019 ゴルフコースことはじめ岐阜カンツリー倶楽部岐阜県ゴルフ場上田治ワングリーンへ改造

【宇部72カントリークラブ】宇部興産の中安閑一は山口市民が楽しめる球技としてゴルフ場を開発

中安閑一（なかやすかんいち）は1895 年（明治28年）山口県宇部市生まれ。大正12年、宇部セメント（現・宇部興産）入社、以後宇部興産を離れることがなかった。元首相の岸信介とは旧制山口中学からの親友、戦後戦犯で囚われた元総理岸の救援本部を設置して解放運動に奔命したことで知られている。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

歴史宇部72カントリークラブ山口県上田治中安閑一ゴルフ場ゴルフコースことはじめ R・V・ヘギー

【茨城ゴルフ倶楽部】創設者･安達貞市の信念は「これからのチャンピオンコースは36ホール」上田治設計、昭和37年開場

「茨城ゴルフ倶楽部」を開発、経営する安達建設グループは、昭和18年創業の造林業・安達幸三郎商店に始まる。ゴルフ場との関係は、昭和5年、「名古屋GC和合C」に芝生を納入したのがきっかけ。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

茨城ゴルフ倶楽部茨城県歴史ゴルフコースことはじめゴルフ場上田治

【佐世保カントリー倶楽部石盛岳ゴルフコース】昭和32年、古賀GCを手本に9ホールで開場。15年後、上田治設計で18ホールとなった

初期のゴルフは、港から入ってくる「新知識のひとつ」だった。神戸、小樽、函館、長崎、みんな港から広まった。佐世保も港である。他との違いは軍港であったこと。そのためゴルフ後進都市のまま、昭和30年代に入っても、デコボコ道を隣県の唐津ゴルフ倶楽部へ通っていた。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

歴史佐世保カントリー倶楽部長崎県上田治ゴルフコースことはじめゴルフ場

【下関ゴルフ倶楽部】設計家・上田治は、老松そびえる八ヶ浜の砂浜を選び、6年がかりで造り上げた

昭和20年代前半、下関周辺にゴルフ場はない。関門海峡を渡って門司ゴルフ倶楽部へ通った。昭和27年12月、ようやく川棚温泉ゴルフ倶楽部3ホール（下関前身）が石堂山麓に生まれる。さらに18ホール計画を立て、上田治に診断を仰ぐと、足下に広がる「八ヶ浜」を適地だと推した。「砂浜ですよ」「砂浜だからいいのだ」の応酬。それが始まりだった。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

歴史上田治ゴルフコースことはじめゴルフ場下関ゴルフ倶楽部山口県

【茅ヶ崎ゴルフ倶楽部】昭和29年に接収された横須賀小原台GCに代わって県有地の菱沼海岸に誕生。設計は上田治

横須賀の先へ、海岸通りをさらに行くと観音崎灯台があり、その裏手30万坪が腰越砲台など9つの米軍施設を持つ小原台地域だった。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

ゴルフ場ゴルフコースことはじめ歴史茅ヶ崎ゴルフ倶楽部神奈川県上田治 2018

【ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場】目指す形はニューヨークの「ベスページ」。愛知県はゴルフ普及のため36ホールのムニシパルコースを誕生させた。昭和30年

森林公園ゴルフ場は、愛知県尾張旭市にある。この地名には記憶がある。昭和20年代、名古屋にゴルフ場は「名古屋GC和合コース」だけだった。「もうひとつ必要だ」と計画されたのが、「愛知CC東山コース」と尾張旭市の県立森林公園内の「旭カンツリー倶楽部」だった。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

歴史ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場愛知県上田治ゴルフ場ゴルフコースことはじめ西コースムニシパルベスページステートパーク

【大阪ゴルフクラブ】昭和13年、相州の川奈と泉州の淡輪だけがシーサイドコースだった

関西では、大阪ゴルフクラブといわず「淡輪（たんのわ）」と愛称でいう。戦前は、淡輪深日コースといった。所在地は大阪府泉南郡岬町深日31。深日町、淡輪村他2村が合併し岬町に。深日は地名で残り、淡輪は愛称で残った。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

ゴルフコースことはじめゴルフ場歴史大阪ゴルフクラブ 2018 大阪府上田治

【門司ゴルフ倶楽部】昭和9年、国際港「門司」に待望のコース完成。上田治設計で〝小廣野〟と呼ばれた

昭和初期、門司港は、大連、青島、台湾からの外国船が出入りする国際港だった。中にはゴルフを楽しみたい人もいる。彼らは門司を通り抜けて小倉競馬場内の小さなゴルフ場、北方リンクスへ出掛けた。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

ゴルフ場ゴルフコースことはじめ歴史門司ゴルフ倶楽部福岡県 2018 上田治

【埼玉・こだまゴルフクラブ】古墳の地形をそのまま生かした上田治の「最終作品」

日本人ゴルフ場設計者の二大巨匠といえば「東の井上誠一」と「西の上田治」。今回調査隊が訪れたこだまゴルフクラブは開場が1977年で、78年に71歳で没した上田治の最終作品して知られている。同ゴルフ場はもともと野村証券の福利厚生施設として造られたプライベートコース。社員のラウンドしない平日を一般に開放したのをきっかけに、現在は誰でも回れるパブリックコースとして、多くのゴルファーに親しまれている。

影山鉄 @ ゴルフへ行こうWEB

ゴルフ場ゴルフ場調査隊埼玉県こだまゴルフクラブ上田治パブリック

【大阪淡輪・大阪ゴルフクラブ】間違いない、ここは奇跡のゴルフ場。さすが、上田治!

名匠、上田治が設計した日本を代表するシーサイドコースといえば、玄界灘に面した古賀GCと響灘の景観が美しい下関GCが真っ先に浮かぶ。しかし、それよりも20年も前に、同氏が大阪湾から鳴門海峡を望む、風光明媚な淡輪（たんのわ）の地に造り上げたのが、関西で唯一のシーサイドコースである大阪ゴルフクラブだ。

影山鉄 @ ゴルフへ行こうWEB

ゴルフ場ゴルフ場調査隊大阪府大阪ゴルフクラブ上田治アリソンバンカー砲台グリーン

【古賀ゴルフ・クラブ】大正15年、九州で2番目にできた福岡ゴルフ倶楽部大保コースが古賀のルーツ

古賀ゴルフ・クラブは、戦前の福岡ゴルフ倶楽部大保コースに遡る。福岡市天神の西鉄大牟田線ターミナルから南へ40分、大保駅から西へ700㍍の大保池と東野池の中間にそのクラブハウスがあった。現在の小郡市、600年前に南北朝が戦った古戦場跡だ。

竹内涼子 @ ゴルフへ行こうWEB

ゴルフ場古賀ゴルフ・クラブゴルフコースことはじめ福岡県上田治古賀

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